SNS広告運用代行の費用相場は?料金体系・媒体別価格と選び方を解説

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SNS広告運用代行の費用相場は?料金体系・媒体別価格と選び方を解説

「SNS広告を始めたいものの、自社で運用する時間やノウハウがない」「運用代行を依頼すると、いくらかかるのかわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

SNS広告運用代行の費用は、一般的に「媒体へ支払う広告費」と「代行会社へ支払う運用手数料」で構成されます。運用手数料は、広告費の15〜20%前後がひとつの目安です。ただし、最低手数料や初期費用、広告クリエイティブの制作費が別途発生する場合もあります。

本記事では、SNS広告運用代行の費用相場を料金体系や媒体別に解説します。代行会社の選び方や費用対効果を高めるポイントも紹介するため、SNS広告の外注を検討している方はぜひ参考にしてください。

SNS広告運用代行とは

SNS広告運用代行とは、InstagramやFacebook、X、LINE、TikTokなどに掲載する広告の運用業務を、専門会社やフリーランスへ委託するサービスです。

主な業務内容には、以下のようなものがあります。

  • 広告戦略の立案
  • 広告アカウントの開設・初期設定
  • ターゲットや配信地域の設定
  • 広告文・画像・動画の制作
  • 入札額や予算の調整
  • 広告の入稿・配信
  • 効果測定と改善
  • レポートの作成
  • 定例ミーティング
  • タグや計測環境の設定

どこまで対応してもらえるかは、代行会社や契約プランによって異なります。運用手数料が安く見えても、クリエイティブ制作や計測設定がオプションになっていることがあるため、料金だけでなく業務範囲まで確認することが重要です。

なお、「SNS広告運用代行」と「SNSアカウント運用代行」は異なるサービスです。

SNS広告運用代行は、広告費を支払ってターゲットへ広告を配信する業務です。一方、SNSアカウント運用代行は、日常的な投稿の企画・制作やコメント対応、フォロワー獲得などを支援します。

両方を依頼する場合は、それぞれの料金が発生する可能性があります。

SNS広告運用代行の費用相場

SNS広告運用代行の手数料は、広告費の15〜20%前後が一般的な相場です。月額固定型の場合は、月5万〜30万円程度が目安になります。

費用項目ごとの相場は、次のとおりです。

費用項目相場の目安
広告費月10万円〜
運用手数料広告費の15〜20%前後
月額固定費月5万〜30万円程度
最低手数料月5万〜10万円程度
初期費用0〜20万円程度
静止画の制作費1点1万〜5万円程度
動画の制作費1本5万〜30万円程度
LP制作費20万〜80万円程度
タグ・計測環境の設定費5万〜20万円程度

上記はあくまで目安です。広告を配信する媒体数、制作物の本数、レポートの頻度、戦略設計の範囲などによって料金は変動します。

公開料金の例でも、広告費の20%を運用手数料とし、月額最低手数料を設定している代行会社が見られます。したがって、見積もりを比較するときは手数料率だけで判断せず、最低料金や追加費用を含めた総額を確認しましょう。

月額予算別の依頼内容

SNS広告運用代行では、毎月用意できる予算によって依頼できる内容が変わります。

月額予算想定される依頼内容
10万円以下小規模な広告配信、運用相談、限定的な作業の依頼
10万〜30万円1媒体でのテスト運用、基本的な改善・レポート
30万〜50万円継続的な広告運用、複数パターンの広告検証
50万〜100万円本格運用、クリエイティブ改善、詳細な分析
100万円以上複数媒体への展開、大規模な検証、戦略設計

たとえば、毎月の総予算が30万円で、運用手数料が広告費の20%なら、「広告費25万円+手数料5万円」がひとつの計算例です。

ただし、最低手数料が月10万円に設定されている場合は、「広告費20万円+手数料10万円」となる可能性があります。少額予算では最低手数料の影響が大きいため、契約前の確認が欠かせません。

SNS広告運用代行の主な料金体系

SNS広告運用代行の料金体系は、大きく分けて「料率型」「月額固定型」「成果報酬型」の3種類です。

料率型

料率型は、毎月の広告費に一定の割合を掛けて手数料を算出する方式です。SNS広告運用代行で広く採用されており、広告費の15〜20%前後が目安です。

たとえば、手数料率が20%の場合、運用手数料は次のようになります。

月間広告費運用手数料月額合計
30万円6万円36万円
50万円10万円60万円
100万円20万円120万円
300万円60万円360万円

計算方法がわかりやすい一方、広告費を増やすほど手数料も高くなります。また、「広告費の20%、最低手数料10万円」のように下限が設けられているケースもあります。

月額固定型

月額固定型は、広告費にかかわらず毎月一定の料金を支払う方式です。相場は月5万〜30万円程度ですが、業務内容や媒体数によって異なります。

毎月の支出を予測しやすく、広告費を増やしても手数料が変わらない点がメリットです。一方、広告予算が少ない場合は、広告費に対する手数料の割合が高くなることがあります。

固定料金に含まれる作業範囲を確認し、クリエイティブ制作や追加媒体への出稿が別料金にならないかチェックしましょう。

成果報酬型

成果報酬型は、問い合わせや購入、アプリのインストールなど、あらかじめ定めた成果に応じて料金を支払う方式です。

初期負担を抑えやすい反面、成果1件あたりの報酬が高めに設定されることがあります。また、広告による成果を正しく判定するには、計測条件や成果の定義を明確にしなければなりません。

「問い合わせが入った時点」を成果とするのか、「商談や購入につながった時点」を成果とするのかによって、費用対効果は大きく変わります。

SNS広告運用代行で発生する費用の内訳

運用代行を依頼するときは、広告費と手数料以外の費用にも注意が必要です。

広告費

広告費は、MetaやX、LINE、TikTokなどの広告媒体へ支払う費用です。代行会社の報酬ではありません。

広告は少額から配信できる媒体もありますが、十分なデータを集めて改善するには一定の予算が必要です。予算が少なすぎると、広告ごとの成果を比較できず、適切な判断が難しくなります。

初期費用

初期費用は、アカウントの開設、配信設計、競合調査、タグの設置などにかかる料金です。無料の会社もあれば、5万〜20万円程度に設定している会社もあります。

すでに広告アカウントや計測環境が整っている場合は、初期費用を抑えられる可能性があります。

運用手数料

運用手数料は、広告の入稿、予算調整、効果分析、改善などに対して支払う費用です。

レポート作成や定例会が含まれているか、担当者へどの程度相談できるかなど、具体的なサービス内容を確認しましょう。

クリエイティブ制作費

SNS広告では、画像や動画の内容が成果を大きく左右します。そのため、運用手数料とは別にクリエイティブ制作費が発生するケースが少なくありません。

静止画よりも、撮影や編集が必要な動画のほうが高額になる傾向があります。料金だけでなく、月に何本制作してもらえるか、修正回数に制限があるかも確認が必要です。

ランディングページ制作・改善費

広告の遷移先となるランディングページ、いわゆるLPを新しく制作する場合は、別途費用がかかります。

広告のクリック率が高くても、LPがわかりにくければ問い合わせや購入にはつながりません。代行会社によっては、広告運用とあわせてLPの分析や改善を依頼できます。

媒体別に見るSNS広告運用代行の費用目安

運用手数料は媒体によって大きく変わるというより、広告予算や作業量、クリエイティブの制作本数によって決まるのが一般的です。

ここでは、媒体の特徴と現実的なテスト予算の目安を紹介します。

Instagram広告

Instagram広告は、画像や短尺動画を活用し、ユーザーの興味・関心に合わせて配信できます。美容、ファッション、飲食、旅行、住宅、ECなど、視覚的に魅力を伝えやすい商材と相性のよい媒体です。

  • 広告費の目安:月10万〜50万円程度
  • 運用手数料の目安:広告費の15〜20%前後
  • 月額総額の目安:15万〜60万円程度

Instagram広告では、複数の画像や動画を用意して反応を比較することが重要です。制作物が多いプランほど、クリエイティブ費用が高くなる可能性があります。

Facebook広告

Facebook広告は、Instagram広告と同じMetaの広告管理画面から配信できます。実名登録を基盤としており、年齢や地域、興味・関心などを組み合わせた配信が可能です。

  • 広告費の目安:月10万〜50万円程度
  • 運用手数料の目安:広告費の15〜20%前後
  • 月額総額の目安:15万〜60万円程度

BtoB商材やセミナー、住宅、不動産など、比較的年齢層が高いターゲットへの訴求にも利用されています。Instagramと同時に配信する場合、媒体追加費が発生するか確認しましょう。

X広告

X広告は、リアルタイム性と拡散性に強みがあります。新商品やアプリ、ゲーム、イベント、エンタメ関連など、話題性のある商材に向いています。

  • 広告費の目安:月20万〜50万円程度
  • 運用手数料の目安:広告費の15〜20%前後
  • 月額総額の目安:25万〜60万円程度

短期間で反応が変化しやすいため、投稿内容やクリエイティブをこまめに改善できる体制が求められます。

LINE広告

LINE広告は、幅広い年齢層へアプローチしやすい媒体です。地域を絞った店舗集客や、日用品、食品、教育、金融などの広告にも活用されています。

  • 広告費の目安:月20万〜50万円程度
  • 運用手数料の目安:広告費の15〜20%前後
  • 月額総額の目安:25万〜60万円程度

LINE公式アカウントへの友だち追加を目的とする場合は、広告配信後のメッセージ設計も成果に影響します。広告運用だけでなく、公式アカウントの運用支援が料金に含まれるか確認しましょう。

TikTok広告

TikTok広告は、縦型の短尺動画を中心とした広告媒体です。若年層だけでなく幅広いユーザーに利用されており、商品認知やEC、アプリの集客などに活用されています。

  • 広告費の目安:月30万〜100万円程度
  • 運用手数料の目安:広告費の15〜20%前後
  • 月額総額の目安:40万〜120万円程度

TikTok広告では、広告らしさを抑えたテンポのよい動画が求められます。継続的に動画を制作する必要があるため、他媒体より制作費が膨らむ可能性があります。

※上記の広告費は、効果検証を行うための実務上の目安であり、各媒体が定める一律の最低出稿額ではありません。商材、ターゲット、配信期間、目標単価によって適切な予算は異なります。

SNS広告運用代行を依頼するメリット

専門的なノウハウを活用できる

SNS広告の成果を高めるには、ターゲット設定や入札調整だけでなく、広告文、画像、動画、LPまで一貫して改善する必要があります。

運用経験が豊富な代行会社へ依頼すれば、過去の事例や媒体の特性を踏まえた施策を実施できます。

社内の作業負担を減らせる

広告運用には、日々の数値確認、予算調整、広告の入れ替え、レポート作成など多くの作業が発生します。

これらを外注することで、自社の担当者は商品開発や営業、顧客対応などの業務に集中できます。

客観的に効果を分析してもらえる

自社だけで広告を運用していると、成果が出ない広告を止める判断が遅れたり、特定の表現にこだわったりすることがあります。

第三者の視点を取り入れることで、データに基づいた改善を進めやすくなります。

SNS広告運用代行のデメリット

広告費とは別に手数料がかかる

運用代行を利用すると、広告費に加えて手数料が発生します。予算が少ない場合は、手数料の割合が相対的に高くなる点に注意が必要です。

社内にノウハウが残りにくい

運用をすべて任せきりにすると、広告の設定や改善方法が社内に蓄積されません。

将来的な内製化を考えている場合は、設定内容を共有してくれる会社や、担当者向けの研修・コンサルティングに対応している会社を選びましょう。

担当者によって成果や対応に差が出る

同じ会社へ依頼しても、担当者の経験やコミュニケーションの質によって対応が異なることがあります。

契約前に担当者の経験、担当社数、連絡方法、レポートの内容などを確認しておくと安心です。

SNS広告運用代行会社の選び方

自社の業界・商材に関する実績があるか

SNS広告は、業界や商材によって適切な媒体や訴求方法が異なります。

ECサイトへの集客とBtoBサービスの問い合わせ獲得では、必要な戦略が大きく変わります。自社と近い業界、価格帯、ターゲットでの実績があるか確認しましょう。

ただし、事例に掲載された成果だけを見るのではなく、どのような課題に対して何を改善したのかまで質問することが重要です。

対応範囲が明確か

同じ「SNS広告運用代行」でも、サービス内容は会社によって異なります。

次の項目が料金に含まれているか確認しましょう。

  • 戦略・配信設計
  • 広告アカウントの開設
  • タグ・計測環境の設定
  • 広告文の作成
  • 画像・動画の制作
  • LPの分析・改善
  • レポート作成
  • 定例ミーティング
  • 広告アカウントの共有
  • 契約終了後のデータ引き継ぎ

見積もりの金額だけでなく、依頼後に追加料金が発生する条件も確認してください。

得意な媒体が自社の目的と合っているか

すべての代行会社が、すべてのSNS広告を同じ水準で運用できるとは限りません。

Instagram広告を得意とする会社、TikTok向けの動画制作に強い会社、BtoB向けのFacebook広告に実績がある会社など、得意分野はさまざまです。

最初から媒体を決めつけず、自社の顧客層や目的に合う媒体を提案してもらえるか確認しましょう。

成果指標が売上や問い合わせにつながっているか

表示回数やクリック数が増えても、売上や問い合わせにつながらなければ、広告の目的を達成したとはいえません。

問い合わせ獲得単価、購入単価、広告費用対効果など、事業成果に近い指標を設定してくれる会社を選びましょう。

レポートと改善提案がわかりやすいか

レポートが数値の報告だけで終わっていないかも重要なポイントです。

「なぜ成果が変化したのか」「次に何を試すのか」まで説明してくれる会社であれば、継続的な改善を期待できます。

報告の頻度や形式、定例会の有無も契約前に確認しましょう。

契約期間と解約条件が適切か

SNS広告は一定期間の検証が必要ですが、長期契約にすると、期待した支援を受けられなかった場合でもすぐに変更できません。

最低契約期間、自動更新の有無、解約通知の期限、違約金などを確認しましょう。最初は3〜6か月程度で効果を検証し、その結果を踏まえて継続を判断する方法もあります。

広告アカウントの所有権を確認する

可能であれば、自社名義の広告アカウントを使用し、自社でも配信データを確認できる状態にしておきましょう。

代行会社名義のアカウントだけで運用すると、契約終了後に過去のデータを引き継げないことがあります。データの閲覧権限や契約終了後の扱いを事前に確認してください。

SNS広告運用代行の費用対効果を高めるポイント

広告の目的を明確にする

「SNS広告を出したい」というだけでは、適切な媒体や予算を決められません。

認知度の向上、資料請求、店舗予約、商品の購入、採用応募など、広告で達成したい目的を具体的にしましょう。

ターゲット情報を共有する

既存顧客の年齢、性別、地域、悩み、購入理由などを共有することで、精度の高い広告設計が可能になります。

過去の広告データや顧客アンケート、営業担当者が把握している情報も有効です。

広告素材を継続的に改善する

同じ広告を長期間配信すると、ユーザーに見慣れられて反応が落ちることがあります。

複数の画像、動画、広告文を用意し、成果のよい要素を残しながら改善しましょう。広告運用の成果は、設定だけでなくクリエイティブの品質にも左右されます。

広告の遷移先も改善する

広告からアクセスが集まっても、LPの商品説明や申し込み方法がわかりにくければ、成果につながりません。

広告の数値だけでなく、LPの離脱率や入力フォームの完了率まで確認し、ユーザーが行動しやすい状態を整えましょう。

最初から媒体を増やしすぎない

限られた予算を複数の媒体へ分散すると、各媒体で十分なデータを集められない可能性があります。

まずは顧客層と相性のよい媒体に絞って検証し、成果が確認できてから他媒体へ展開する方法が有効です。

SNS広告運用代行に関するよくある質問

少額の広告予算でも依頼できますか?

少額予算に対応している会社やフリーランスもあります。ただし、最低手数料が設定されていると、広告費に対する手数料の割合が高くなる可能性があります。

月額予算が小さい場合は、運用作業の一部だけを依頼する、初期設定とコンサルティングを受けて運用自体は社内で行うといった方法も検討しましょう。

SNS広告は何か月くらい運用すれば効果がわかりますか?

商材や成果件数によって異なりますが、一般的には3か月程度をひとつの検証期間として考えます。

ただし、購入頻度が低い高額商材やBtoBサービスでは、成果の判断にさらに時間がかかることがあります。短期間の結果だけで判断せず、広告から商談・購入までの期間も考慮しましょう。

SNS広告運用代行とコンサルティングの違いは何ですか?

運用代行では、広告の設定や入稿、予算調整、レポート作成などの実務まで依頼できます。

コンサルティングでは、戦略や改善方法について助言を受け、実際の作業は自社で行うのが一般的です。社内に作業担当者がいる場合は、コンサルティングのほうが費用を抑えられることがあります。

クリエイティブ制作費は手数料に含まれますか?

契約内容によって異なります。広告文や簡易的な静止画制作は料金に含まれ、本格的な撮影・動画制作は別料金となるケースもあります。

制作本数、修正回数、撮影の有無、素材の権利などを見積もり時に確認しましょう。

代理店とフリーランスではどちらがよいですか?

代理店は、広告運用だけでなく、動画制作やLP改善などをチームで対応できる傾向があります。一方、フリーランスは担当者と直接やり取りしやすく、費用を抑えられる可能性があります。

大規模な運用や複数媒体への展開には代理店、小規模なテスト運用や部分的な支援にはフリーランスが向いている場合があります。契約形態だけで判断せず、実績や対応範囲を比較しましょう。

まとめ

SNS広告運用代行の手数料相場は、広告費の15〜20%前後です。月額固定型では月5万〜30万円程度が目安となります。

ただし、実際の費用は広告費と運用手数料だけではありません。初期費用、最低手数料、クリエイティブ制作費、LP制作費などが加算される可能性があります。

代行会社を選ぶ際は、料金の安さだけでなく、次の点を比較しましょう。

  • 自社と近い業界・商材の実績
  • 対応できるSNS媒体
  • 料金に含まれる業務範囲
  • クリエイティブの制作体制
  • レポートと改善提案の内容
  • 最低契約期間と解約条件
  • 広告アカウントとデータの所有権

SNS広告で成果を得るためには、自社の目的やターゲットに合った媒体を選び、広告とクリエイティブを継続的に改善することが大切です。複数の代行会社から見積もりと提案を受け、費用だけでなく支援内容や担当者との相性も含めて依頼先を判断しましょう。

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