弊社は広島のネットショップ制作会社なのですが、Yahoo!ショップの制作や楽天市場の制作などをよく行っています。
その中でもよくご質問を頂くのが、「ヤフートリプル」。
毎月¥3,000〜¥5,000とコストが掛かってくるし、自分のショップに役立つ機能なのかメリットとデメリットを知りたいという方も多いと思います。
今回はヤフートリプルがどんなサービスなのか、メリット・デメリットも併せてご紹介していきたいと思います。
目次
トリプルサーバーを使用するメリットとは?
ヤフートリプルとは「Yahoo! ショッピング出店者向けの有料レンタルサーバー」のことです。ヤフートリプルサーバーを使うとサーバー内に直接HTMLファイルやCSSファイルなどを置くことが出来る為、自由度の高いページを作ることが出来るようになるのと、月商100万円を超える出店者様はほぼ8割トリプルサーバーを使ってショップ運用しています。さらにトップページに限らずトリプル内に構築する形であれば、特集ページなどもすべてカスタマイズ出来ます。
ここで言う自由度が高いページとは、「デザインの制限が消える・スライドショーが埋め込めれる・曜日によって自動でバナーを切り替えれる・公式HPのような仕上がりに出来る」などです!←トリプルの最大のメリット
Yahoo! ショッピングは出店料無料ですが、ヤフートリプルの利用には月額3,300円(※300MBの場合)の料金が発生します。
以下ではトリプルを使うと出来ること・使わなくても良い点などを挙げていきます。
デザインのフルカスタマイズが可能
トリプルを使うと出来ることの一つとしては、細かな部分までカスタマイズが可能となります。トリプルサーバーというスペースにHTMLファイルやCSSファイル・JSファイルなどを配置することが出来る為、公式通販サイトのようなデザインにする事が出来ます。さらに300MBプランの容量でも、10〜20ページほどのサイトを作る事が出来る為、トップページ+フリーページなどの制作も可能です。トップページだけトリプル化ではなく、その配下層のページも全てトリプル仕様にし、特集ページやランキングページなどを作ると他店との差別化を意識したECサイトにすることが出来ます。
以下画像は、トリプルサーバーを使用したデザインと使用しない場合のレイアウトを参考までに配置致しました。どちらも素敵なデザインなので比較するのは難しい点がありますが、Yahoo!のロゴやモール検索窓が無くなっていたり、広告を消すことが出来ます。
スライドショー・バナーの自動切り替えが可能
トリプルを使うと出来ることの二つ目としては、スライドショーなどの動的要素の設置が可能となります。
動的要素とは、ページに動きを付ける事が出来る要素となります。
下記の図を基に特徴をご説明致します。
Aの図は、自動スライドショーとなります。文字通り、自動で画像を切り替える事ができ、ECサイトに最も多く使用されているプログラムになります。
Bの図は、特定の日のみ予め登録しているバナーを曜日別に自動で切り変えることが出来ます。これにより1ヶ月分のキャンペーンスケジュールを登録しておけば、自動でバナーを切り替える事が出来ます。
Cの図は、主にPC版サイトで多く見られます。こちらは画面をスクロールしても自動でLINEバナーが追っかけてきて訴求を促すことが出来る機能になります。
その他にもYahoo!ショッピングは「JavaScript」の設置に制限が特にないので、アニメーションやオリジナル検索機能など特注のシステムを組み込む事が可能です。
外部システムの埋め込みが可能
トリプルを使うと出来ることの三つ目としては、上記でお話しした「デザイン面・動作面」だけでなく「機能面」の拡張が可能です。別途有料になりますが、Yahoo!・楽天専用の演出システムとして「賑わい演出システム」の設置が可能となります。
★4以上のレビューだけ抽出してトップページに掲載したり発送予定日のバナー設置・ランキング掲載・注文速報などのリアルタイムシステムが設置可能になります。このシステムを組み合わせるとさらに幅が広がって参ります。
Instagramの投稿連携が可能
トリプルを使うと出来ることの四つ目としては、各種SNSの投稿連携が可能になります。Yahoo!ショッピングでは購買に直接関与出来るものであれば、外部リンクの使用が許可されており(外部誘導はNG)、ショップのSNSの連携表示する事が可能でございます。例としてInstagramとヤフーを連携するとInstagram側で投稿した内容が自動でトリプルページに表示させる事が可能になります。
Instagramだけでなく「X」「TikTok」その他SNSも連携可能です。
トリプルサーバーを使用するデメリットとは?
次にトリプルサーバーを使用するデメリット(注意点)を下記にまとめましたので導入の参考に頂ければ幸いです。
費用が発生する
一つ目の注意点としては、加入した月から費用が発生して参ります。トリプルサーバは2つのプランがあり、〜300MB(¥3,300)〜10GB(¥5,500)となります。必ず加入月から費用が掛かってくるので月の初旬に加入をおすすめ致します。
更新を行う際はHTMLの知識が若干必要
二つ目の注意点としては、更新にはサイトが表示される仕組みとHTMLの知識が若干必要になります。ここでの知識感とはURLを変えたり画像を変えたり、文字を変えたりする事ですので、CSSを触れるほどの知識はなくても大丈夫です。
また、制作は制作会社に任せて、掲載商品の更新を自社で行う会社も多いです。
トリプルの導入判断方法
最後になりますが、トリプルを使うべきなのか迷っている方向けに、導入の可否判断方法をまとめます。
トリプルを導入した方が良い事例
POINT
毎月の売り上げ目標が100万円以上である
他店との差別化を図りたい
SNSと連携したショップを作りたい
ショップの回遊率を高めたい
レビュー自動表示機能などの外部システムを使用したい
トリプルの導入をしない方が良い事例
POINT
デザインや表現にそこまでこだわりはない
ランニングコストをできるだけ抑えたい
ショップ更新は楽な方が良い
外部システムを使用する予定がない
基本機能のみで構築したい
まとめ
如何でしたでしょうか。Yahoo!ショッピング トリプルサーバーのメリット・デメリットを書かさせて頂きましたが、今回ご紹介している方法は一部となり考え方ややり方によってはさらに応用をすることが出来ます。
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